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セルフ・ポートレイトの奇才【シンディ・シャーマン(Cindy Sherman)】

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自らの身体を使い異次元の世界を表現する写真家【シンディ・シャーマン(Cindy Sherman)】

“シンディ・シャーマン(Cindy Sherman)”の作品を初めて観たのは、かれこれ20年以上前になります。
とても衝撃で、かつ斬新なシンディ・シャーマンのセルフ・ポートレイト作品に一発で一目惚れして魅了されていました。

彼女はアメリカ合衆国のニュージャージー州グレンリッジで1954年にこの世に誕生します。
もう60歳を過ぎているとは思えない程、現在も精力的にアート作品を創造し続けています。
元々は画家志望だったようですが絵画では自分の理想とする作品制作に限界を抱き、1970年代後半に写真家へと転向し、一般的な写真家の作品制作ではなく、彼女独特の世界観を描き出す「セルフ・ポートレイト」の技法を確立します。
そして1997年にオフィス・キラー(Office Killer)という作品で映画監督デビューもしています。
一昨年前の2016年には第28回高松宮殿下記念世界文化賞の絵画部門を受賞し、日本に来日しました。TVのニュースで知った私は一目で良いからシンディ・シャーマンという人間を観たかったですが、夢は叶わずで…。

シンディーの作品の魅力は、映画や絵画などに描かれていたかのような架空の人物、またはSFやおとぎ話に出てきそうな生物に自分自身がなりきり、それをセルポートレイトという技法で作品に作り上げます。
1枚の写真から物語が想像でき、セリフまでが聞こえてきそうな現代アート、いや未来志向アートと私は思っています。
1981年に発表した「Untitled #96」という作品は、2011年のオークションで約3億円で落札されました。
※「Untitled #96」をこの記事中に載せたかったのですが、著作権上の問題がわからなかったので載せる事を見送りました。
ただ“Cindy Sherman untitled #96”とググれば(Google検索すれば)、すぐに見つかりますので是非ご覧になってください。きっとあなたをおとぎ話のような夢の世界へ連れて行ってくれると思います。

数年前に突如Instagramを始めたとの事なので、そのアカウントは下記へリンクしておきます。
彼女の摩訶不思議な異空間の作品が沢山公開されているのでこちらも是非ご覧になってください。

Cindy Sherman

シンディ・シャーマン(Cindy Sherman)

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