最高級の歌声で聴いた人を魅了させるR&Bシンガー【デボラ・コックス(Deborah Cox)】
デボラ・コックス(Deborah Cox)の歌声を聴いたのは、当時TOKYO FMで放送されていた久保田利伸の番組で聴いたのが初めてだった。
当時はモニカ(Monica)やブランディ(Brandy)とティーンエイジャー(10代)の人気黒人女性シンガーが続々とデビューし、大ヒット曲を連発している時代だった。
そんな時代に新たな歌姫が登場してきたのであった。
デボラ・コックスは1974年にカナダのトロントで生まれ育つ。
10代の頃からTVCMやナイトクラブなどで歌手活動をスタートさせ、アリスタの社長クライヴ・デイヴィス(Clive Davis)に発掘され、1995年アリスタ・レーベルから『センチメンタル(Sentimental)』でデビューし、全米ビルボード・チャートで27位、R&Bチャートで4位を獲得。
私が初めて聴いた彼女の歌声もこの曲だった。
当時人気若手女性シンガーが沢山輩出されていた戦国時代に素晴らしい結果を残せたのもデボラの力強い声質と人の心へ奥深く入ってくる歌唱力があったからこそだと思う。
また『センチメンタル』が収録されているアルバム『デボラ・コックス(Deborah Cox)』のプロデューサーの顔ぶれは、当時売れっ子プロデューサーであったベイビーフェイス(Babyface)、ダラス・オースティン(Dallas Austin)など錚々たる制作陣であった。
その後にも『Nobody’s Supposed to Be Here』や『We Can’t Be Friends』などのヒット曲も出している。
2000年以降は低迷し、2008年の『The Promise』が一番新しいアルバムだと私が勝手に思い込んでいたら、2017年に『Work Of Art』というアルバムをリリースしていたようだが、その後の音沙汰がない…。
デボラ・コックスがホイットニー・ヒューストンのカバーEPを今月リリースへ | bmr
ただ上記の記事内にもあるようにホイットニー・ヒューストンの代表映画『ボディーガード(The Bodyguard)』の挿入曲をカバーし、EP版レコードとしてリリースされているようだ。
数年前にピーボ・ブライソン(PEABO BRYSON)のデュエット・パートナーとして来日し、ブルノート東京で公演したが、残念ながら聴きに行く事ができなかった。
現在彼女は40代になっているが、私としては1日でも早く未発表のアルバム『Work Of Art』が聴きたくて仕方がない。
私は今でも、いつでもデボラを応援しています。そして再びデボラの歌声で心を癒されたいファンがいます。