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ファーストクラスのB級映画監督【ジャック・ヒル(Jack Hill)】

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B級映画なのに名監督【ジャック・ヒル(Jack Hill)】

ジャック・ヒル(Jack Hill)という監督の名前は、私が大好きな映画監督“クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)”のインタビュー記事から知った。
タランティーノはB級映画、日本映画、香港映画など一般的なアメリカ人では観なさそうな映画を良く知り、敬愛している。
タランティーノが敬愛する作品の中にジャック・ヒルの映画があった。
タランティーノ作品『ジャッキー・ブラウン(Jackie Brown)』の元ネタにもなり、現在ではDVD化もされている『フォクシー・ブラウン(Foxy Brown)』や『コフィー(Coffy)』を監督している。
でも私が一番初めに観たジャック・ヒルの作品は『スイッチ・ブレード・シスターズ(SWITCHBLADE SISTERS)』であった。
この『スイッチ・ブレード・シスターズ』という映画を簡単に言ってしまえば“スケ番映画”である。
ワルの女学生同士がケンカするストーリーだが、少しネタバレの事を書いてしまうが、戦車まで出てくるケンカだ(笑)。
しかしこの映画をクエンティン・タランティーノは絶賛し、タランティーノが設立した配給会社「ローリング・サンダー・ピクチャーズ(Rolling Thunder Pictures)」が放映権利を持っている。
1998年に日本でもVHSのビデオテープの媒体として販売・レンタルされた。
そう、私はVHS版のビデオテープをTUTAYAでレンタルして観たのである。

ジャック・ヒルは1933年にアメリカ合衆国のカリフォルニア州ロサンゼルスで生まれた。
UCLAで映画の基本を学ぶ。
UCLA時代では『ゴッドファーザー(The Godfather)』や『地獄の黙示録(Apocalypse Now)』で有名な大御所映画監督フランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)と一緒に映画制作を学んだようだ。
1965年に『スパイダー・ベイビー(Spider Baby)』で長編映画の監督デビューをするがヒットには恵まれず、B級映画の帝王ロジャー・コーマン(Roger Corman)を師事し、彼の下で映画制作業をおこない続ける。
そして伝説の女優パム・グリア(Pam Grier)と出会い、伝説的なB級映画『残酷女刑務所』(1971)、『コフィー』(1973)、『フォクシー・ブラウン』(1974)などが生まれたのである。
※上記3本はDVD化されているので、興味を持た方は観てみよう!
『コフィー』と『フォクシー・ブラウン』ではパム・グリアが主演で男顔負けのアクションを演じている。
観てもらえばわかるがストーリー展開が「あれ?」「何で?」「何かおかしくない?」と疑問に感じるシーンが沢山あるが、そこがB級映画、低予算映画の良いところである。
ジャック・ヒルはストーリー展開など気にせず“力強い女性”、“男以上の根性を持った女性”を表現し、女性を本気で怒らせたら怖いぞ!と思わせたかったのであろう…!?
彼が撮った映画は低予算なため有名な役者も使えず、チープなセット、チープなシーンになっているが、アクションシーンの決めポーズ、決め台詞は格好良く、今でも使えそうなものは多く、大衆娯楽映画としては大いに楽しめる映画になっていると思う。

Jack Hill
Jack Hill

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