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芸術的で伝説のサーファー【トム・カレン(Tom Curren)】

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波をアーティスティックに操る波乗り師【トム・カレン(Tom Curren)】

トム・カレン(Tom Curren)のサーフィン(surfing)を初めて見たのは自分がサーフィンを初めた中学時代の事だった。
今では当たり前のようなテクニックを難なくこなし、見ている人をいつも魅了していた。
トムのサーフィンを見ていると、サーフィンを見ているというより、動く芸術をみているようだった。
当時大田区蒲田にあるサーフショップ「THE SURF」がトムのスポンサーになっており、「THE SURF」でサイン会がおこなわれた。
私も当然サインをもらいに行って、今でも部屋に飾ってある。

トム・カレンは1964年にアメリカ合衆国のカリフォルニア州サンタバーバラの生まれである。
主に80年代~90年代にかけてに活躍したプロサーファー。
ツアー大会を33回優勝し、ワールドチャンピオンも3回も獲得している。
“OFF THE LIP(オフ・ザ・リップ)”という技がある。“OFF THE LIP”とは、LIP(波が崩れる間際の所)にサーフィンボードをあて、そこでターンをする技の事。
トムの“OFF THE LIP”はLIPの上、ほぼTOP(波が崩れている上の所)で180度以上のターンをし、“OFF THE LIP”ではなく“OFF THE TOP”という感じの技になる。
その時に出るスプレー(波のしぶき)は、綺麗な円を描き、まるで孔雀が羽を開いたかのように見えた。
21世紀のサーフィン界では当たり前のようにやってしまうプロサーファーが多いが、この当時このような技をできるサーファーは、ほぼトム・カレンしかいなかった。
波に乗るのではなく、波を自由に操るとんでもなく凄いサーファーだ。
日本の千葉県勝浦市にある部原海岸でおこなわれた丸井主催の大会でトムのサーフィンを生で見たが、その時も“OFF THE LIP”は勿論の事、“CUT BACK(カット・バック)”、“FLOATER(フローター)”などの彼の芸術的なサーフィンテクニックをみせてくれた。
これは生涯忘れる事はないだろう。

サーフィンは体操やフィギュアスケートと同じで審査員による採点方式で勝敗が決まるスポーツである。
2015年にアフリカ、ジェフェリーベイ(Jeffreys Bay)で開催されたWCT(World Surf League)の大会に特別枠で参加し、パーフェクト10(10点満点)を叩き出したのだ。
パーフェクト10を出したライディング映像はこちら

50歳を超えても未だ衰えず、本当に凄い伝説なサーファーだ。
現在は音楽活動もしており、彼の才能は計り知れない。
彼のサーフィンを見直した今、20年以上前に止めてしまったサーフィンをまたしたくなった。

Tom Curren

Tom Curren Offical Site

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