漫画

ハートカクテルな【わたせせいぞう】

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クラシック・アメリカンと和を調和させた漫画家・イラストレータ【わたせせいぞう】

わたせせいぞうが描く漫画は色彩豊かな画法で日本が60年代、70年代の古いアメリカ文化に設定されているようなイメージで描かれている。
特にわたせせいぞう作品の中でも私は『ハートカクテル』が大好きで、この作品は特にアメリカの“クラシック・アメリカン・カルチャー”と日本の“和”の文化が化学反応し、丁度良く融合された漫画である。
彼の作品は一言で“マンガ”という括りでは収まらず、1コマ1コマが1つのイラストとして鑑賞できる作品になっている。

わたせせいぞうは1945年に兵庫県神戸市で生まれの福岡県北九州市育ち。
本名は渡瀬政造、漫画家・イラストレーターである。
1974年に第13回小学館ビッグコミック賞を受賞し、1986年から『ハートカクテル』を週間漫画誌“モーニング”(講談社)で連載をスタートさせる。
※『ハートカクテル』はオールカラー・コミックブックとして全11巻出版されている。

驚く事に『ハートカクテル』を連載している時は、損害保険会社の会社員であった。
※1985年会社員を辞める。
『ハートカクテル』以外にも『KEN&JUN』、『菜』、『ふたりだけのSeason』、『北のライオン』など沢山の名作を世に送り出している。

『ハートカクテル』は1986年に映像化され、日本テレビの深夜枠で日本たばこ1社のみの提供で放送された。
映像化されたといっても“わたせせいぞうの世界観”、“ハートカクテル・ワールド”を壊す事無く、ほぼ静止画のイラストで構成され、そのイラストがコマ送りのように流れ、当時としては画期的なアニメ映像だったと思う。
セリフはナレーション形式で放送され、初代のナレーターは塩沢兼人、その次は奥田民義が担当。
バックに流れる音楽も松岡直也や島健など、錚々たる音楽家が担当した。

どうしても【わたせせいぞう】という人物を私が語ると『ハートカクテル』に偏り過ぎてしまうが、彼の色彩感覚の凄さ、キャラ・風景設定が一番出ているのが『ハートカクテル』だと私は思っているからだ。
『ハートカクテル』の1話は8ページで構成・制作され、その中に出てくる主人公のラブストーリーや歴史ストーリーを8ページで描き上げるところにロマンを感じる。

2018年からは『ハートカクテル』生誕35周年という事で企画展などを2年かけて巡回していく予定との事。

わたせせいぞう

わたせせいぞうオフィシャルサイト

わたせせいぞうプライベートブログ

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